ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2009年01月05日
この『KAT-TUN LIVE TOUR 2008 QUEEN OF PIRATES』は、KAT-TUNが昨年(08年)に行った同名ツアーの、8月5日の東京ドーム公演を収めたDVDで、おお、自分がちょうど観に行った日の模様だぜ、ということになるわけだけれど、全体の印象は、そのときの感想と変わらず、ショー自体の完成度はたしかに高いとは言い難いのだが、荒削り、勢い頼みであるようなところが、グループのパブリック・イメージには相応しく、うん、まあ、これはこれであり、とも思えるのだった。いずれにせよ、演出、カメラ・ワークともに臨場感あふれるも内容であることは間違いないし、総体的に、柄の悪いというか、バッド・ボーイふうのパフォーマンスは、アイドルというよりも派手なロック・スターのそれみたいであり、その、魅力となるべき個所は余すことなく捉まえられている。しかしながら、こうしてじっくり鑑賞すると、やっぱり、赤西くんと田中くんの二名に、すこしもったいなさを感じてしまう。音声には、おそらく、補正が加えられていないのだろう、赤西くんのヴォーカルは、たしかにシンガーとして他のメンバーよりも秀でているのは認められるのだが、そのせいで余計に、不安定な面が、悪いほうに、目立つ。裏からハーモニーを合わせるのが、ばっちりと決まっているところは、最高潮にかっこうよく、しびれるばかりなので、ともすれば苦し紛れにも見える部分は、なおのこと、そういうふうに受け取れてしまうのだ。また、もう一つの難をいうなら、田中くんのラップであるが、ライムスター宇多田丸が『マブ論』で「ジブラばりのコワモテなダミ声でサグい自作リリックをキックするメンバー」と評したそれは、残念ながら、ここでは聴き取り不能の押韻を、ぶれたリズムのなか、ただがなっているだけで終わってしまっている。そのような二点は、十分に瑕疵となりうる。だが、ラフであるようなスタイルをラフに貫き通してしまうまでのパワーが、マイナスをプラスに持って行っている場面も、少なくはない。田中くんがソロ・パートで、自らが走らせるバイクのエンジン音を、バックで演奏するFIVEのドラムとぶんぶん競わせるあたり、こういう、ヤンキイッシュなアピールをやり、見事なさまになるアーティストは今や他にいないのではないか、というぐらい、堂々としていて、じっさい釘付けになる。それから終盤、「僕らの街で」を、赤西くんのアカペラで入っていって以降の展開は、アンコールまでをも含め、絶対的な、圧倒的な一体感のインパクトがある。とくに「喜びの歌」の、田中くんの「止まらねえ」という叫びのあと、ゼロ秒のタイミングで赤西くんがもうワン・フレーズをすかさず被せ、亀梨くんが歌うコーラスへと繋げていく、そこの一瞬に、すばらしく、興奮させられるものがある。何度も繰り返しリピートするたび、ああ、ここ、好きだな、大好きだよ、まいってしまい、息を呑む。
 
 コンサート『KAT-TUN LIVE TOUR 2008 QUEEN OF PIRATES』(8月5日・東京ドーム)について→こちら

 「White X'mas」について→こちら
 『KAT-TUN III - QUEEN OF PIRATES』について→こちら
 「DON’T U EVER STOP」について→こちら
 「LIPS」について→こちら
 「喜びの歌」について→こちら
 『Cartoon KAT-TUN II You』について→こちら
 『Live of KAT-TUN “Real Face”』DVDについて→こちら
 「REAL FACE」について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(09年)
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