ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2008年12月31日
 昨日(12月30日)は東京ドームで行われた『NEWS WINTER PARTY DIAMOND』を観に行ったのだった。要するに、NEWSのこの冬のツアーの、東京公演初日である。たしか加藤くんだったかな、自分たちは今回のライヴ(コンサート)のことをパーティと呼びたい、みたいなことを述べていたけれども、パーティというのが、盛り上がれば盛り上がるだけ、楽しければ楽しいほど、終わりのときがやって来て欲しくないものであるように、パフォーマンスのパワーと会場の興奮は、正しくパーティというのに見合うぐらいの、すばらしいヴァリューがあった。まず、滝沢秀明くんがディレクションしたらしいプロモーション・ヴィデオが流れ、くるぞくるぞ、とテンションの高まったなか、「Happy Birthday」、そして「weeeek」の、NEWS式ミクスチャー・ポップのとてもかっこうよいところからスタートすれば、そりゃあ、はじけざるをえないよ。「weeeek」のアップ・テンポな勢いのほうが、印象的にはオープニングに相応しい気もするが、いや、「Happy Birthday」の、あの打ち込みの心地好いリズムが、どでかく響き渡り、ドレスアップしたメンバーたちが、優雅に振るまい、ラップし、メロディを歌い、ハーモニーを重ね、コーラスをつくっていくさまは、サイズのおおきな会場の、スケールのおおきなショウの幕開けには、ぴったりと合っていた。自分がいた座席の問題もあったのかもしれないが、低音がけっこう硬く聴こえていたのも、功を奏していたように思う。「weeeek」は、やっぱりアンセムで、大ヴォリュームであふれだす音響は、もしかするとややバランスを欠くところがあったのかもしれないのに、ハードにドライヴする楽曲のイメージと各人が派手に決めていくアクションとが、それすらも逆に飲み込んでいく。コンサートの中盤で、ゲストに生田斗真くんとともに登場した松本潤くんが、「weeek」が大好きなので飛び入りしたかったのに2曲目にやっちゃうんだもんなあ、みたいなことを言っていたが、リップ・サービスであるかどうかはともかくとして、その気持ちはわかる、わかるよ、わかるけどあれだ、じっさい、アンコールで2回目の「weeeek」が披露されたさい、松本くんが錦戸くんや山下くんにパートを分けてもらう場面があったのだけれども、松本くん、他の人たちとまったくコンセンサスをとらず、めちゃんこ好き勝手に動き回るし、自由人すぎるだろ。ほんらいは松本くんに用意された歌詞カード片手にみんなが振り回されているのがおかしかったな。しかし、そんな部分も含め、すべてはコミカルでファニーに、そしてキュートであかるく、むろん締めるべきときはきっちりと締め、ああ、そうか、これがNEWSの魅力なんだな、と実感されるシーンが多数あった。小山くん、いいよね。それから、ソロ・ナンバーの「ordinary」で、錦戸くんのギターを携える姿は、やっぱり、サマになってるわ。今回の公演のためにつくられたという、メンバーが自分のパートを自身で作詞したという、「Share」というナンバーは、ぜひとも音源化していただきたい。これまでの歩みを振り返る映像が流れるバック・スクリーンを背に、初披露されたそれの、ワン・フレーズ、ワン・フレーズには、各人の個性がたいへんよく出ていたように思う。さらに本編のラストを、アルバム『color』のうちでも個人的にフェイヴァリットな「STARDUST」や「FLY AGAIN」といったナンバーが飾る構成には、たまらないものがあった。とくに「FLY AGAIN」の、〈全てはうまくいかない・そんなの分かっているけど・悩みは消えないね〉とか〈やりたいことがあったら・迷わずに進めとか・そんなこと分かっているさ〉とかの、やるせなく、せつない気分を、〈まだ消えない・想いを胸に・確実に踏み出せば・いつかFLY AGAIN〉という前向きな宣言へと転化するメロディに、励まされ、感動させられる、その余韻のなか、メンバーたちがステージを去っていくのは、ずるい、どうしたってしみじみすらあ。そうしてアンコールの1曲目が、力強さに満ちて拳を振り上げたくなる「Smile Maker」だったのは、もう、はまりすぎである。パーティというのは、ただの盛り上がりだけじゃない、ただ楽しけりゃいいじゃんってだけでもない、パーティが終わったあとでも喜びを残してくれる、ある種の祝福がそこにはあって欲しい。この年末に観られた『NEWS WINTER PARTY DIAMOND』には、まちがいなく、それがあった。どうか良い年でありますように。

 『color』に関する文章→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(08年)
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