ミッシェルガン・エレファントよりもROSSOのほうが肌に合うのが僕である。なので、そのファースト・アルバムは、たぶんミッシェルガンのどの作品よりもたくさん聴いたと思う。どこら辺がどう違うのかといえば、ROSSOのほうがどちらかといえば、ガレージ・ロック寄りである風に感じられる。
いやいや人によっては、ミッシェルガンのほうがガレージ・ロックっぽくない?という向きもあると思うけれど、僕がここで言っているガレージ・ロックとは、初期のサブ・ポップあるいは90年代に北欧やオーストラリアから登場したサウンドを彷彿とさせるものを指している。じっさいに、そこいら辺のアーティストたち(そういえば、この間の再結成MC5のツアーに携わったのもここらの人たちだ)とチバ・ユウスケは近しい世代であり、参照項も近い。共感みたいなものがあるに違いない。ずいぶんと前、なんかのインタビューでチバが、グループ・ドッグドリルはハード・ロックの界隈で捉えられているけどアレはロックン・ロールだ、みたいなことを言っていたのを思い出す。
さて。セカンド・アルバムから先行して発表されたのが、この2枚組EPである。以前はトリオ編成だったが、ギターが一本増えたというのもあって、直線的なエネルギーが横にも膨らむ、そういう拡散性が備わった。サウンドに溜めが生まれて、ダイナミズムに対しての、照れのようなものが消えている。チバの書く詞は、あいかわらず散文的であり、つよくイメージを喚起する部分に変わりはない。言葉の連なり自体には意味はないみたいだけれども、たぶんどっかに意味はある。けれども、そうした意味を振り切ってゆく演奏のスピードが、とても心地よい。
ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2004年11月22日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック
