ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2008年10月12日
 オトメゴコロ 2 (2) (講談社コミックスフレンド B)

 この2巻で完結を迎えた渡辺あゆの『オトメゴコロ』であるけれども、好きな男の子には、ずうっと片想いしている相手がいて、その女の子が自分よりよっぽど魅力的な存在であるとき、さあどうすればいい、という問題をいかにして描くのか、このような難しいところからはじめつつ、わりとあっさり、外見の良い女の子と気の合う女の子のどちらが男の子に選ばれるか、式の決着に切り替えてしまったのは、ちょっと逃げてしまったかな、と思えるものの、イケメンさんである淳をめぐり、ヒロインの寧々と相対する、いずみの鼻持ちならなさがじつにすばらしく、これがもてるってのが男女の不思議だよね、という気持ちで、たのしく最後まで読めた。それにしても、最近気になっているのは、この『オトメゴコロ』のいずみもやっているのだが、男の子の携帯電話をばれないよう勝手に使い、いちゃいちゃしているふうな声を、恋敵の位置にいる女の子に聞かせてダメージを与える、そのような嫌がらせを女性向けのフィクションにおいて、頻繁に見かけることである。これは着信履歴に記名性がある、と認識されているおかげで成り立つ巧妙な手口であり、しかも効果は抜群で、仕掛けは容易い。また汎用性が高く、そもそもの発明者がいったい誰なのかは知らないけれども、すさまじいアイディアだと思う。

 1巻について→こちら

 『キミがスキ』2巻について→こちら
posted by もりた | Comment(2) | TrackBack(0) | マンガ(08年)
この記事へのコメント
こんばんは。主人公の寧々の男前なセリフが結構すきです。 寧々が淳に告って 淳が初恋の人と寧々で迷ってる時に「わたしのところに こい」と いうところが一番好きでした。
Posted by ゆうとん at 2008年10月12日 20:42
ゆうとんさん、どうも。

女の子らしくなりたかったはずの寧々ですが、男前なところで最後をぐっと持っていきましたね。結局、そういうありのままの気持ちが大事だというところに、作品の要点はあるように感じられました。
Posted by もりた at 2008年10月14日 15:57
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック