ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2008年10月12日
 彼はトモダチ 3 (3) (講談社コミックスフレンド B)

 未遂であったから良かったものの(いや良かったのか)、ユーマがやろうとしたことは立派な強姦なのだが、周囲の人間がそれを知り、当人たちに対して、まあ相思相愛の可能性があるなら仕方ないよね、というのでは、まずい。何も作中人物たちに倫理をつよく求め、そう述べているのではない。だいいち、まだカレン(佐々本)に未練を残すヒヨリが彼の名を呟くことによって、場面自体は十分な効果をあげている以上、自分が求められているわけでもないことに悩むユーマが、(酒を飲み、寝入り)ほとんど意識のないヒヨリの服を脱がし、コトに及ぼうとするのは、余計な描写でしかないだろう。これだったらむしろ、嫌がるヒヨリを無理やりユーマが犯そうとするほうが、欺瞞がないぐらいである。もちろん、掲載誌である『別冊フレンド』のカラーや編集者からの要請があってそうしているのかもしれないし、その、合意がなくとも無防備で無抵抗な女性とのセックス(性交)は強姦行為には入らない的な認識が今ふうのリアリティなのかもしれないけれど、やはり、表現のうえで瑕疵にあたる箇所だと思う。すくなくともユーマの株が下がっただけだわ。それにしても、と、いきなり話は変わるのだが、カレンのクラスメイトとして出てきたイケメンさんがいいね、こういうさばけた性格の男の子、すき。

 1巻について→こちら

 『99%カカオ』について→こちら
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ(08年)
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