ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2004年11月17日
 『ロッキング・オン』12月号のレビューで、鈴木喜之がジーザス・リザードを引き合いに出しているが、なんとなくわかる。たしかに似たところがある。が、しかし似て非なるものでもある。ジーザス・リザードをも含む初期グランジが、わりとダイレクトに衝動を反映していたのに対して、このバンドの場合は、衝動をいったんフィルタリングしたあとで、再構成している節がある。ダイナミズムをうまい具合にコントロールし、そこに叙情性を注入してゆく。あきらかに90年代後半以降、エモというポイントを経て、はじめて有効性をもった方法がとられている。メンバーには、元BOTCHなどのカオティック・ハードコア・マンたちが揃っているけれども、ここで優先されているのは、ある程度のまとまりを持った、落としどころをちゃんとわきまえた上でカタルシスティックに響くノイズだろう。シアトル出身ということで、グランジの後継という線でみることも可能だが、個人的には、イカルス・ラインやブラッド・ブラザーズなんかと繋げて、ニュー・ウェイヴ・オブ・ジャンク・サウンド(この言葉はいま僕が造った)という、新しい世代が起こす地殻変動の一部として捉えたい感じがする。はっきりいって、かなりかっこいいアルバムだ。
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