ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2004年11月16日
 竹下堅次朗といえば、僕なんかは、90年代もっともノッていた(とされる)頃の『ヤングサンデー』のイメージがあり、出てきた当初は、安達哲やよしもとよしともの後継といった感じに受け取っていたが、今はすっかりとべつの作風を確立している。90年代を「サブカル」と「オタク」の二極で考えるならば、ちょうど「サブカル」から「オタク」へと移行していった感じがある。というか、よくよく考えれば『パープル』などは、両性具有の女の子の話だった。そういったことも含めて、オタク的なガジェットに重点が置かれるようになると、自意識の揺らぎが安定する、というのが竹下のキャリアをみていて、思うところだ。
 はっきりといえば、僕は『ハッピーワールド』はちょっと乗れなかったが、これはまあまあおもしろい。少年と少女の冒険ファンタジーはわりとステレオタイプであり、少女が人間ではないという設定も、ありがちといえばありがちであるが、しかし、少女が人間ではないことをどのようにして世界が受け入れていくかという部分に、『カケル』の延長線上であるような、90年代的な自意識の問題が漂っている。開放感に溢れた夢やロマンというよりは、どこか閉じていて、その分だけ殺伐としている。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ。
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