ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2005年12月08日
 このマンガがすごい!2006 ・オトコ版 このマンガがすごい!2006・オンナ版

 『このマンガがすごい!』(2006・オトコ版)と(2006・オンナ版)は、宝島社から出たムックである。とりあえず(2006・オトコ版)のほうに目をとおして、やっぱりヤンキー・マンガはスルーされるわけね、と思う。『×××××』しか読んでねえような人間が『×××××』すげえと言っていれば、そりゃあ『×××××』すげえだろ、それしか知らねえんだから、あと偏った指向の人間を、選者として、インターネットから拾ってくるのはいかがなものか。いちおうヤンキー・マンガに関するコラムみたいなものがあって、伊熊恒介という人が書いているのだが、それがひじょうに頓珍漢な内容だったのも、萎える。〈もしくは『ナニワトモアレ』(00年/南勝久)のような昔話や、『莫逆家族』(99年/田中宏)のように三十路を迎えた中年ヤンキーを描いたものである。これはヤンキー・マンガを読む層の新陳代謝が行われていないことを意味している。現在のヤンキー・マンガのターゲットは30代なのだ。このままでは衰退の一途を辿ることは間違いないだろう〉。だってさ。じゃあというわけで(2006・オンナ版)のほうを読んでみると、どれもこれも、年齢にすれば30代付近の女性が好んでそうなマンガばっかり取り上げてた。つまり、女性向けマンガも〈ターゲットは30代なのだ。このままでは衰退の一途を辿ることは間違いない〉のだろうか。謎である。要するに、いま現在であるならば、団塊ジュニアぐらいの世代が、消費人工的に多いから、結果的に、そうなってしまうわけでしょう。ひどく一般的なビジネス・モデルじゃんね。とすれば、もう日本の産業全体に未来はないのであった。で、その当事者たちがヤンキー・マンガに限らず、『ハチミツとクローバー』にしても、まだ、そういうモラトリアムの物語を欲するという事態が、それこそ問題なのではないのかな。68年生まれ(らしい)伊熊は、どう考えているのだろうか。まあ、いいや、どうでもいい。結局のところ、僕とは住む世界が違う人たちの話だ。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック