ときめいて死ね!!
いいや、戦って死のう。
2008年07月23日
 くるりのライヴを観るのは、たぶん7、8年ぶりぐらいで、ELLEGARDENは2、3年ぶりかな。いちばんの目当てはMASS OF THE FERMENTING DREGSであったのだけれども、開演に間に合わず、最後のほうをちらっとしか観られなかったのが、悔しい。ああ、轟音響かせていたっぽいなあ。何の話かといえば、昨日(22日)にZEPP TOKYOで行われた、くるりのツアー『デラぜっぴん!混浴四重奏』のことなのだけれども、いやあ、予想外に燃えられた。ELLEGARDENは、じつに健全なパフォーマンスとじつに健康的なキッズ(と呼ぶのが相応しいような若者)たちが繰り広げる予定調和の世界といった感じで、驚くべき点もなく、以前とあまり印象が変わることもなかったのだが、それが微笑ましく見えるぐらいには、やはり、一個一個の楽曲の持つフックが強い。わりとゆったりとした調子から、ぐんぐんギアをあげていくセット・リストに、気持ちよく汗が流れるほど体を揺らしていると、あっという間に時間が過ぎ、出番が終わる。ELLEGARDEN目当ての子たちは、そこでけっこう抜けちゃったのかな、かなり会場に余裕が出来る。ちょっとだけでもくるりを聴いてあげればいいのに、と思うが、まあ仕方ないよね。個人的にも、ELLEGARDENのあとにくるりというのは怠いんじゃなかろうかと、じつは考えていたのだった。まあ、正直なところ、「尼崎の魚」でスタートしたときは、おお、となりつつ、そのリラックスした雰囲気には腕組みしてしまったのだけれども、新曲をやりはじめて、中盤に入ったあたりから、ちょっとずつテンションがあがる。いやいや、新曲が良い、良かったというのでは、ぶっちゃけて、ない。決してない。率直に述べるなら、演奏にエキサイトの源泉はあった。それも岸田繁、佐藤征史のオリジナル・メンバーがどうというより、むしろギター、ドラム、キーボードのサポート・メンバーによるところがおおきかったふうに思う。もちろん、そうしたメンバーのチョイスを含め、くるりの表現であるのだろうから、くさして言うのではない。岸田のMCによれば、今回のラインナップは、この日が最初の披露で、ギターはウィーンから駆けつけたばかり、リハーサルに参加する余裕すらなかったらしいが、えっ、ほんとうかよ。ライヴの進行中、じょじょに発展させられていったノリは、しいていえばMARS VOLTAなどに近しい、楽器同士がフレキシブルに応対し合いながら不定形のグルーヴをマッシヴな躍動に変換していくものである。これがかなり決まっていた。ばきばきに圧の高まるバックの演奏へすべてを委ねた岸田が、踊り、観月ありさの「TOO SHY SHY BOY!」(だったっけ)をアドリブみたいに口ずさむ場面のはじけ具合は、たいへんすばらしかった。そのなかにあって「アマデウス」のしんみりとした調子は印象深いポイントをつくり出していたわけだが、ラストに「ワンダーフォーゲル」と「ばらの花」を、アンコールの2曲目に「東京」を聴けたのが、個人的には、うれしかったな。それにしても、最初に書いたとおり、くるりのライヴを観るのは超ひさびさだったんだけど、客層がすっごい変わっちゃったんだね。そんなこともないのかしら。「ワンダーフォーゲル」以外、たくさんの人がじっとしていたのには、ちょっとばかしびっくりした次第。
posted by もりた | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(08年)
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